【滑り止め工事で失敗しない業者選び①】滑り止め工事の差は、「床を見る力」に出る。

滑り止め工事の差は、「床を見る力」に出る。

――誰が施工しても同じ。そんなに単純な工事ではありません。

滑り止め工事というと、

「床に液剤を塗って、滑りにくくする工事」

そんなイメージを持たれることがあります。

もちろん、大きく間違ってはいません。

でも僕は、この仕事を続ければ続けるほど、

滑り止め工事の良し悪し差は、
実は施工を始める前から生まれている。

と、感じています。

なぜなら、実際に現場で出会う床は、見た目ほど単純ではないからです。

同じように見える床でも、同じではありません

一口にタイルといっても
磁器タイルや石器質タイル、鏡面の磨きタイルだったり、
表面に釉薬が掛かったものやフルボディの無釉のタイルだったり、
最近では精巧なプリント柄だったり、表面に特殊な保護剤が施されているものだったり、

石材でも、一般的には大理石や御影石に分けられていますが、その中でも石種だったり表面の仕上げ面状で対処方法が変わったり、

ほんと一見すると似たような床でも、
素材が違えば性質も違います。

たとえ同じ種類のタイルであっても、
現場によって経年変化や使用状況による汚れ方や

普段の洗浄方法やメンテナンスの頻度だったり、
歩行者の頻度だったり水が濡れる箇所と濡れない箇所とのギャップだったり

そんなさまざまな条件によって、
床の状態は変わっています。

もちろん僕たちには長年の経験による
素材に対する目というものは目というものは持っています。

でも、単純に
「前の現場でうまくいったから、今回も同じ」

とは考えていません。

まずはしっかりと状況を把握することからスタートしています。

そして、その床に何ができるのかを考える。
また逆に何をしないのかも同時に考えます。

施工は、その後です。

僕のスタートは、タイル職人

僕は滑り止め工事を始める以前から、

タイル職人として長い間現場で
さまざまなタイルや石材などの床材と向き合ってきました。

見る。触る。切る。張る。洗う。仕上げる。

毎日のように素材に触れてきました。

その経験は今、
滑り止め工事をするうえで、大きな土台になっています。

なので今は現場に伺ったときに床を見ても、

「これはタイルですね」と一括りに判断することはしていません。

何の素材なのか。
どんな表面なのか。
どんな特徴を持っているのか。

施工すると、
どんな反応をする可能性があるのか。

そしてもう一つ。

この床に、何をしてはいけないのか。

を考えています。

施工できることと、施工していいことは違う

滑り止め工事で怖いのは、床材や状態を十分に見極めないまま、

マニュアル通りに
「これくらいなら大丈夫だろう」

と施工を進めてしまうことです。

滑り止め工事は、
施工した瞬間だけ良ければいい仕事ではありません。

その床は施工後すぐにお客様の大切な施設の一部として使われます。

ホテルや商業施設、
マンション、学校などであれば、

その後もたくさんの人が歩き続けます。

だから僕たちは、
分からない床ほど慎重になります。

必要ならテスト施工をする。

反応を見る。
条件を変える。
そして結果を確認する。

その繰り返しです。

それでも判断材料が足りなければ、
安易に本施工へ進まない。

分からないものを、
分かった”つもり”で施工しない。

これは技術以前に、

お客様の大切な財産を預かる側としての責任だと
僕は考えています。

滑り止め工事ASL工法施工実績5年連続全国1位。
-その価値は「順位」だけではありません

僕たち株式会社マイトは、

ASL工法の施工実績で
2021年から2025年まで
滑り止め工事ASL工法における施工実績が
5年連続全国1位となりました。

もちろん、
これはありがたい実績です。

でも、僕自身が本当に価値を感じているのは、

「全国1位」という言葉そのものではありません。

それだけ多くの現場で、
それだけ多くの床を見てきた。

ということ、ただそれだけです。

ホテル/商業施設/マンション/大浴場/学校/病院/介護施設/ゴルフ場/動物園
などなど、

現場が変われば、
床も全く変わります。

同じ床材でも、
置かれている環境が変われば条件は変わります。

その施工現場での実践での成功の数と、
目に見える数字は出てきませんが、
日々の実験や練習、検証、改善の失敗の数の積み重ねが
最後にはモノをいうのだと思います。

とにかく「床を見る経験値の量」こそが、質になり、
僕たちの財産になっています。

同じ液剤を使えば、同じ工事になるのか?

滑り止め工事に使う液剤や機械は、
滑り止め工事業者として同じものを用意できるかもしれません。

施工方法を学ぶこともできます。

でも、

同じ材料を使えば、
誰が施工しても同じ結果になる。

この仕事を始めて18年の僕からすれば、
そんなに単純な仕事ではないと思っています。

大切なのは、何を使うかだけではなく、

目の前にある床をどう見るか。判断するか

ここに施工会社による違いが出ます。

滑りを止めれば、それでいいわけでもありません

滑り止め工事だから、

強く効かせればいい。
滑りにくくなればいい。

それだけでもありません。

床にはその空間んのもつ美観があります。
それを維持するための日々の清掃のしやすさも必要です。

そして何より大切な安心して歩ける歩行感が重要です。

そして施設なら、
滑り止め工事を行うこと自体がゴールではなくて
スタートとなる施工後の施設の維持管理もあります。

だから防滑工事屋としての僕が考えるのは、
施工後の短期間の「どれだけ滑らなくできるか」だけではありません。

床材の特徴を理解したうえで、
必要な防滑性能をつくり、

お客さまがその場所を
安心して使い続けられる状態にする。

そこまでが、
僕たちの仕事だと思っています。

「滑らない」を、未来の常識に。

防滑職人 佐々木康至

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