滑り止めASL工法-タイルが濡れた時こそ効果を発揮するその原理-前編

今日もこれを書いてるボクは、大阪で床の滑り止め工事店を営む現役の防滑工事士です。

こんにちは、毎度マイトの滑り止め工事 佐々木です。

ボク達は日々大きな施設から一般住宅まで、ほんといろんな現場に伺って滑り止め工事をおこなっています。
そして、その中でもとりわけ一番人気の施工方法といえば
一般社団法人アンチスリップ・ラボ推奨の防滑工事「ASL工法」です。

今回から、ASL工法について
「どうしてそんなにたくさんの場所で採用されてるの?」の理由を数回に分けて書いていきたいと思います。

そんな第一回目は…

①-1 雨や水で濡れたタイルや石が滑りにくくなるその原理

と、まあ上記をみても

「なんのこっちゃ?」ですよね。。

ご存じでしょうか?

まず第一に、雨や水で濡れたタイルや石っていうのは、
実は「その床材自体が滑る」というワケではないということを。。

コレ、どういうことかと言いますと…
滑りの原因というのは、床材自体が濡れて滑りやすくなるのではなく、
床材と歩行する足底との間にある水分が移動することによって、
いわゆる【滑る】という状況が発生します。

なので、同じ素材であっても
晴れの日や水で濡れていない状態のタイルや石材って【滑る】という状況にはなりません。
うん、ならないですよね?

で、そこで雨の日に滑る(=床材と足裏の間に介在する水の移動する状態)を解消するために登場するのが、我らが滑り止めASL工法の出番になるワケです。

その【滑る状態】を防ぐためにASL工法では、タイルや石材の表面に特殊な液剤を浸透させることで、表面に無数の小さな穴を形成します。(その大きさ、なんと1000分の7ミリ)

もちろん目に見える大きさではないですし、その大きさ自体のイメージが付きにくかもしれないので、例えますと花粉の大きさが大体1000分の20~30ミリと言われています。

つまりASL工法の特殊な液剤によって表面に形成される穴の大きさは花粉の3分の1

ね、なかなかの大きさでしょ?
いや、小ささでしょ??

ということで今回はここまで。

次回はその小さな穴を形成すると、なぜ滑りが止まるの??

についてさらに詳しく書いてみたいと思います。

では。

株式会社マイト 佐々木康至(ササキコウジ)

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